05夏甲子園出場校 No,12005年夏の甲子園出場校紹介です。 観戦時の参考にでもしてください!春よりも情報が少ないのでとても苦労しました… ここでは北海道・東北・北信越・東海地方を書いています。 旭川工(北北海道・3年ぶり4回目) 1999年以降甲子園での1勝から遠ざかっている北北海道代表。 今年、甲子園のカベに挑むのは旭川工だ。 旭川工は左腕中山・青木の2投手で勝ちあがった。 中山が中心、青木がサポート役ということになるだろう。 中山は47回で8四死球と制球が良く、自滅することは無い。 スライダーが武器で、コントロール良く決まるとなかなか打てないだろう。 強気に内角にも投げ、右打者にとっては脅威だ。 青木はあまり情報が入ってこないが、多くの試合に登板していることから 信頼は高く、計算できる投手であることが想像できる。 この旭川工は強力打線と言われているが、それは 相手のレベルに関係なく、突如打線に火が付き、ビッグイニングを 作るところからだろう。だからといって攻撃が粗いわけではない。 延長戦、接戦も経験してきており、様々な状況に対応できる。 守りの方に大きな穴は見つからず、なかなか力があるチームである。 北北海道勢の久しぶりの1勝から2勝は狙えるチームでは? 打撃力→4 投手力→3゚ 機動力→3 守備力→3゚ 期待度→△(目指せ2勝・16強!) 駒大苫小牧(南北海道・3年連続5回目) 昨夏は北海道勢初の全国制覇、優勝旗津軽海峡越えも果たし、 一躍名前を全国区にした駒大苫小牧。今年も甲子園にやってきた。 投手陣は松橋・吉岡・田中と春のセンバツと変わらない。 松橋がエースということになっているが、どの投手も変わらない 実力を持っており、実際のところエース、2番手といった区別は無い。 松橋は常時140キロ台を投げる速球派。昨夏の衝撃デビューは記憶に新しい。 春のセンバツでは本来の実力が発揮できず、姿を消したが、 南北海道大会では好投し、復活を感じさせた。 変化球はスライダー、カーブ。共になかなかのキレを持つ。 しかしあまり自信が無いようで、どうしても速球中心になる。 それを狙われると危険だ。甲子園では変化球をどう使うかがポイントとなる。 続いて2年生の田中だが、この選手も春のセンバツで衝撃デビューを果たした。 速球は140キロを超え、スライダーのキレも良い。 フォークも持っており落差が大きいので三振も取れる。 ただ不安要素も…南北海道大会では本調子でなかったという。 吉岡は速球派ではなく、実によくまとまった好投手といった印象だ。 速球は130キロ台後半、変化球はスライダー、カーブを持つ。 制球が良く、内外角にどんどん決まる。変化球のキレも素晴らしい。 豪華な投手陣で甲子園に挑む。 打線だが、当然昨夏のような圧倒的な力は無い。 中心となるのは林・辻・五十嵐の昨夏の優勝経験者組か。 林は柔らかい打撃でチームを引っ張る。 注目したいのが、岡山。南北海道大会では大爆発し 3番に定着した模様。甲子園でも期待したい。 守備に関しては内外野ともかなり高いレベルにある。問題ないだろう。 今年の駒苫は守備のチーム。守って守ってリズムを掴みたいところ。 打撃力→3゚ 投手力→5 機動力→3 守備力→5 期待度→◎(目指せベスト4!) 青森山田(青森・2年連続6回目) ここ最近、東北勢の躍進が目立つが、この青森山田は 昨夏の甲子園メンバーのほとんどが残り、上位を狙えるチームだ。 投手陣は、エースの柳田・野田の2枚看板に加え、 小堀、伊勢田、宮崎と質・数ともに高いレベルである。 エースで左腕の柳田は最速146キロほ誇り、常時140キロ台を出す 全国でも屈指の速球派。変化球はスライダー、緩いカーブといったところか。 春のセンバツでは速球一本と単調になり、打ち込まれたが、 甲子園では春の二の舞にならないようにしたいところだ。 野田も甲子園のマウンドを経験している。野田も注目の投手だ。 2年生だが、速球は140キロに達し、変化球もキレがある。 個人的には投手陣は駒苫並み、またはそれ以上のものであると思っているが… チーム打率は脅威の4割後半。準決勝まで全試合コールド勝ち、 決勝も8得点と圧倒的な力を見せた。打の中心も柳田。 県大会でも2本塁打を放った。しかし甲子園ではこの柳田は 徹底的マークに遭うだろう。そこで周りの打者が重要になるが、 加守田、谷川など甲子園経験者がズラリと揃う。柳田の穴は埋めれそうだ。 守備は6試合で2失策と全く問題ない。攻守に高いレベルのチームだ。 打撃力→4゚ 投手力→5 機動力→4 守備力→4゚ 期待度→☆(狙え!東北勢初の優勝!!) 花巻東(岩手・15年ぶり3回目) ここ10年で3勝と苦しんでいる岩手勢。今年は花巻東が勝ちあがった。 菅原、高橋の2投手が投手陣の中心となりそうだ。そして及川が入る形か。 残念ながらこのチームは情報が皆無に等しい。及川は3番手といったところだが、 この投手は1年生の時から140キロを出し、注目の投手だった。 ということは菅原、高橋の2投手はこの及川よりも上ということだ。 花巻東の勝ちあがりを見ていると、相手に集中得点を許していない。 失点はほとんど1点ずつだ。粘り、安定感があることが想像できる。 花巻東は逆転勝ち、延長での勝利など打撃も粘り強そうだ。 藤尾がチームを引っ張る核弾頭、夏井はミートに長け、逆らわない打撃が魅力。 このチームは守備から自滅することはなさそうに見える(実際は分からないが…) 正直情報が無いのでチームが見えてこないが、こういう粘りのチームは 目立たないだけに、甲子園では注意して見ると面白いかもしれない。 打撃力→3゚ 投手力→3゚ 機動力→3゚ 守備力→3 期待度→?(全くの未知数!) 東北(宮城・3年連続20回目) 昨年はダルビッシュを擁し最注目のチームだったが、今年はどうだろう? 今年のエースは高山投手。実にオーソドックスな投手。 130キロ超の速球とスライダー、カーブのコンビネーションということだ。 他には坂本、竹原、三浦などが控える。投手の頭数は揃っている。 昨年は実に圧倒的な打線だった。今年はやや落ちるも力はある。 加藤政、成田の甲子園組が打線の中心か? 特に加藤政は県大会で3本の本塁打を放つなど、力がある。 また松山もチームの主軸を打つ打者だ。個々の力は高い。 今年も甲子園を楽しませてくれるか? 攻撃力→3 投手力→4 機動力→3゚ 守備力→4 期待度→△(2勝・16強!) 秋田商(秋田・2年連続15回目) 2年連続の出場となった秋田商。今年は去年とは違うチームカラー ということだ。守りのチームから一転? エースは昨年同様佐藤投手!だが佐藤剛ではななく佐藤洋。 この佐藤洋、横手投げと下手投げを織り交ぜるというから驚きである。 いわゆる技巧派だ。気になるのが試合終盤での失点の多さ。 スタミナが課題なのだろうか?2番手は大友。しかし、 県大会でもあまり投げておらず、昨年とは違って投手陣は不安だ。 さて今年の秋田商は打撃のチームということだが…? 打の中心は2年の小山田だろうか?県大会では2本塁打。 捕手として守備でもチームを引っ張る。田口も注目だ。 まさに長距離砲。春の大会では本塁打を連発したという。 昨夏はチーム打率は2割台だったが、今年は.348と、二まわりは打撃が向上。 今年は打の秋商! 甲子園でその打棒を見せてくれるか楽しみだ! 打撃力→4 投手力→3 機動力→3゚ 守備力→3 期待度→△(目指せ2勝!投手次第!) 酒田南(山形・2年連続7回目) この酒田南も2年連続出場。春4強の羽黒を破って堂々の甲子園です。 昨夏の甲子園で主戦投手として投げた金本投手。 当然この投手がエースかと思いきや…肩(肘?)の故障が完治しておらず エースではないということだ。中野が主戦投手を勤める。 そして山本投手と3人体制で甲子園に挑む。 金本投手しかしらないのでとりあえず、金本だけ紹介します。 昨夏甲子園でも投げた好投手。140キロに迫る速球と スライダーのコンビネーションで抑える投手だ。 中野投手は一体どういう投手なのか?ただ好投手であることは間違いなしだろう。 チーム打率は.312と目立たない数字だが、打線はしぶとい。 佐藤勇が打の中心だろうか?県大会では2本塁打を放った。 甲子園も経験している倉内・北田も好打者。 そして脅威なのが1年生の美濃。決勝戦では、センバツ4強の羽黒の 好投手片山マウリシオから何と2本塁打!甲子園でも大注目だ。 打撃力→4゚ 投手力→4 機動力→3゚ 守備力→4 期待度→◎(うまく行けば4強も!) 聖光学院(福島・2年連続3回目) 昨夏は本格派の本間を擁し、福島勢10年ぶりの三回戦進出を果たした 聖光学院。すっかり福島の顔になった聖光学院、今年はいかに? エースは舟田。昨年の本間とは違い制球力にこだわる。 速球は130キロ台だが、スライダー、カーブ、チェンジアップを コーナーに散りばめ打者に的を絞らせない。 他には西村・梅宮がいるが、共に完投能力がある。 攻撃の方は手堅さと大胆さを兼ね備えている。 6試合で24犠打、そして24盗塁。ランナーの絶対的な進め方を 2つ持っているのは結構大きいのではないか? 舟田―河野のバッテリーは打でもチームを引っ張る。 河野は本塁打も放っており長打力はありそうだ。 安田、堺といやらしい打者も揃っており、個々がそれぞれ役割を理解している。 6試合で失策は4と問題はなさそう。攻守になかなかレベルの高い好チームだ。 打撃力→4 投手力→4 機動力→4 守備力→4 期待度→○(福島勢30年ぶりの8強も!?) 前橋商(群馬・19年ぶり3回目) 19年ぶり出場の前橋商。どんなチームだろうか。 関東屈指の右腕冨田が大黒柱。楽天の岩隈に似たフォームから 速球は140キロ前後を記録、スライダーが武器で三振を取れるピッチャーだ。 全試合に冨田が登板、信頼は非常に高い。控えるのが設樂。 3試合に登板し、2番手も心強い。 打の中心は森田。県大会では1本塁打、4番に座り巧さもある。 そしてこの大会では春山も3本塁打とよく打った。 この2人を中心とする打線は7試合で7本塁打を放っている。 準々決勝の前橋育英戦は苦しんだものの、その他の試合では 全て6点以上点を奪っている。意外に強者である。 打撃力→4゚ 投手力→4 機動力→3 守備力→3゚ 期待度→○(目指せベスト8!) 宇都宮南(栃木・2年連続5回目) 昨夏の大会誌の宇都宮南の紹介文の冒頭部分である。 「五輪イヤーに不思議と強い。1992年、96年に続き、 アテネ大会の今年、4回目の夏の甲子園出場を果たした。」 しかしこのジンクスを今年破ったのだ。甲子園での戦い、楽しみである。 まず投手は菅間が中心。昨夏はエースナンバーを付けながら 初戦で肩を痛め、その後投げることができなかった。 左投手だが、キレの良い球で打者を打ち取っていく。 控え投手には猪瀬、菊池がいる。しかし基本的には菅間であろう。 実はこの宇都宮南は今大会、チーム打率の県記録を作った。 .472これは凄まじい記録だ。本塁打は2本だが、つなぐ野球だ持ち味だ。 昨夏甲子園組の柄目,大川原,伊藤が中心となると思われる。 守備は安定しており6試合で2失策だ。この宇都宮南侮れない… 打撃力→4゚ 投手力→3゚ 機動力→3゚ 守備力→4゚ 期待度→○(県勢8年ぶり8強へ!) 藤代(茨城・藤代) 藤代といえば誰?という質問が来ることはまず無いだろうが、 自分が聞かれたら、絶対に「美馬学」と答えるだろう(笑) この美馬投手、藤代の昨年のエースだ。きれいで躍動感のある フォームから良い球がどんどん放られていたのを覚えている。 そして今年の藤代のエースは湯本五十六投手だ。 なんとこの投手、県大会を全て一人で投げきった。 しかも6試合中コールドは1試合だけだから(唯一のコールドも7回コールド) 本当に恐ろしいスタミナである。どんな投手かといえば140キロ弱の速球と スライダーのコンビネーションピッチャーだ。全部湯本投手が投げてしまったため 他の投手は分からないが、甲子園でも湯本投手がマウンドに登り続けるだろう。 1試合平均得点はコールドの1試合を除くと、なんと3,4得点。 コールド試合を入れても4,1得点だから、甲子園に出る高校としては非常に低い。 打撃に力が無い分、バントを多用するようだ。少ない点を堅守で守る藤代野球。 ちなみに藤代の県大会唯一の本塁打はこれまた湯本選手である。 湯本選手をみんなが守っていくという漫画の様なチームの藤代。 密かに注目度が高いチームになるかもしれない。 打撃力→3 投手力→3゚ 機動力→3゚ 守備力→4 期待度→△(応援したくなるチーム!) 春日部共栄(埼玉・8年ぶり4回目) 正に奇跡の大逆転で甲子園に進んだ春日部共栄。 意外にもまだこれで4回目の甲子園だ。 1年生難波・今井・大竹の3投手がいて、チーム内で激しい争いが繰り広げられている。 難波だが、1年生なが非常に力のある球を放る投手で、スライダーのキレも良い。 正直今井・大竹の2投手は分からない…頼もしい1年生投手をサポートしてほしいものだ。 少なくともこの春日部共栄は大会中に2度の奇跡を起こした。 1つ目は五回戦、滑川総合戦。9回まで3-1で負けていた。 しかし9回に追いつき10回に3点奪い6-3で何とか勝利。 そして決勝。埼玉栄の木村投手に手が出ず、8回終了時点で4-1のビハインド。 しかし2死満塁から鶴岡が走者一掃のタイムリーなどで4点を奪い、と5-4逆転。 そのまま逃げ切り優勝した。脅威の精神力を持つ打線の中心は鶴岡。 関東を代表する捕手の1人だが、打撃も勝負強く、チームを引っ張った。 チーム本塁打ゼロで甲子園に乗り込む春日部共栄。 甲子園でも脅威の粘りを見せてほしいものだ。 打撃力→3゚ 投手力→4 機動力→3゚ 守備力→3゚ 期待度→○(目指せベスト8!) 銚子商(10年ぶり12回目) 投打に柱が揃い10年ぶりの優勝を果たした銚子商。 古豪復活へ向け、奮起したいところだ。 関東でも指折りの好投手の遠藤がエース。 最速は140キロ台中盤で、スライダーのキレが良い。 山崎、左軒が控え、サポート体制は整っている。 打の中心は福田。巧打で俊足、攻守ということを前々から聞いていたので、 1番か3番かな、と思っていたら4番でしたねゞ 巧打の4番みたいです。 田崎、佐藤選手なども揃い、いやらしい打線だ。7試合で8失策と守備は安定している。 打撃力→3゚ 投手力→3゚ 機動力→4 守備力→4 期待度→○(目指せベスト8!) 桐光学園(3年ぶり2回目) さぁやっと自分の本拠地(?)神奈川の代表桐光を紹介することになりました。 桐光は何度か見に行っているので、客観的な分析ができるか不安ですゞ 前回出場時は船井主将の選手宣誓、同選手の延長3ランランニング本塁打、 清原投手の脅威の粘りの投球など、記録よりも記憶に残る戦いを見せた桐光学園。 今回も記憶に残る戦いを見せてくれるか!? 県大会は山室、石渡の2枚看板で勝ちあがった。甲子園では石渡が1番を付ける。 山室は、本来は関東No,1とも言われる好投手。 145キロの速球とスライダーが武器。しかし春に痛めた腰が万全でなく、 夏は思うような投球ができなかった。そんなチームの危機を救ったのが、石渡。 140キロを超える速球とキレの良い変化球で、危機を救った。 桐光の控えの石渡というより、桐光には2人のエースがいると言っていい。 他にも、左腕の早川、右横手の長屋、さらにセンターの松本も投げられるが、 基本的にはこの“2人のエース”で戦う。 大会前は強打の桐光と言われていたが、思うように打てず、苦戦が続いた。 しかし逆転勝ちが5試合、五回戦から準決勝まで全て1点差と粘りに粘った。 最大の危機は五回戦の横浜商大戦だった。星、を打てずに 1-0のビハインド。しかし8回に松本の2ランで逆転。2-1で逃げ切った。 その後も苦しい戦いが続いた。五回戦からは全て逆転勝ち。 打線の中心は4番の岡山か。高校通算で60本の本塁打という長距離砲だ。 3番の村山は準決勝、決勝と大事だ場面で本塁打を放った。 今大会は苦しんだが、決勝で爆発した。この流れで甲子園も戦いたい。 守備は7試合で4失策と鍛えられている。攻守に高いレベルのチームだ。 打撃力→4 投手力→4゚ 機動力→3゚ 守備力→4゚ 期待度→◎(目指せベスト4!!) 国士舘(東東京・初出場) 甲子園常連校の印象がある国士舘。 しかし意外にも夏は初出場です。 山本、永沢の2枚看板が中心。山形はサイドハンドから速球、シンカーを投げる。 まず話題性で注目されているのが1,9番を打つ高橋兄弟。 しかし話題性だけでなく、2人ともシュアな打撃でチームを引っ張る。 3番野村など強打者は揃う。時としてビッグイニングも作る。 守備は鍛えられているという。 実力はあるのだろう…しかし東京に住んでいるくせに印象が無い… こんなつまらない分析になってしまいすいませんゞ 攻撃力→3゚ 投手力→3 機動力→4゚ 守備力→3゚ 期待度→△(1勝で波に乗りたいところ) 日大三(西東京・3年連続12回目) 西東京初の3年連続出場を果たした日大三。 2001年には当時のチーム打率記録を樹立しての優勝、打撃のチームの イメージがあるが、今年も素晴らしい打線を誇って甲子園に乗り込んだ。 サウスポーの大越投手が完全に一人立ちしたと言っていいだろう。 大越はノビのある速球が魅力で、スライダー、カーブのキレも良く 三振も多く取れる投手だ。関投手も速球に力がある。 更に加藤投手も都立の実力校、府中工をゼロに抑えるなど好投手。 西東京大会は準決勝までコールド、決勝も圧勝で甲子園に進み 圧倒的な打力を見せた。中心は3番の千田。注目の長距離砲だ。 多くのチームに使われる言葉で“切れ目が無い打線”という言葉があるが、 この日大三は本当に切れ目が無い。西東京大会では何と大会記録の チームで11本塁打を記録。9番大越まで本塁打を放っているのだから恐ろしい。 昨年以上のチーム力で挑む今年。期待が持てる!! 打撃力→5 投手力→4゚ 機動力→3 守備力→4 期待度→☆(圧倒的な打力!) 新潟明訓(新潟・6年ぶり4回目) 明訓と聞くと、ドカベンを思い浮かべてしまいすゞ エースは須貝で間違いないだろう。前々から注目されていた 右腕で、長身から140キロ近い速球と変化球を投げ下ろす。 制球も良く、まとまっている好投手。打ち取る投球が持ち味だ。 2番手には大崎、3番手には期待の1年生永井が控える。 小飯塚、五十嵐がそれぞれ2本の本塁打を放った。 だが、どちらかといえば破壊力のチームというよりは、 いやらしい野球をするチームだ。壮絶な延長戦も2度経験しており、 粘りがある。前回出場時は初戦で敗退した。ことしこそ初戦突破! 打撃力→3゚ 投手力→4 機動力→3゚ 守備力→3゚ 期待度→△(目指せ2勝・16強!) 松商学園(長野・5年ぶり33回目) 脅威の33回目の出場となった松商学園。どんなチームなのか? 深江―宮島の継投で勝ちあがった。共に右腕で宮島は速球に力がある。 高野、清野が打線の中心。共に力がある打者だ。 正直他の選手は分からないのでこれで終わりですゞ 打撃力→3゚ 投手力→3 機動力→3 守備力→3 期待度→△(目指せベスト16!) 高岡商(富山・10年ぶり15回目) 決勝では高岡ダービーを制し甲子園に駒を進めた高岡商。 細川、堀川の2年生投手が中心。中井が控える。 細川、堀川はスライダーにキレがある。中井投手はアンダースローか 力のある球を投げる。見てみたい選手だ。 チーム打率.438と打線は力がある。粘りがあり 決勝も逆転勝ちをした。5試合で2失策と安定。久恵の動きにも注目だ。 打撃力→4 投手力→3 機動力→3゚ 守備力→4 期待度→△(目指せ16強!) 福井商(2年ぶり16回目) 北陸の怪腕が甲子園に帰ってきた。甲子園でも素晴らしい 投球を見せてくれるだろうか!? エースは“北陸の怪腕”林。最速は145キロ。常時140キロ前後を計測。 変化球の制球も良い好投手だ。甲子園で好投をみせてくれるだろう。 斉藤悠も良い。左腕ながら140キロ前後を記録する。投手陣は厚い。 打線の中心は3番宮前、4番小坂。ともに好打者で注目。奥田も俊足で、 いやらしい打者。また唯一の本塁打を放った、打者としての林も注目だ。 打撃力→4゚ 投手力→5 機動力→3゚ 守備力→3 期待度→◎(優勝も狙えるチーム!) 遊学館(石川・2年連続3回目) 衝撃の甲子園デビューから早3年が過ぎた遊学館。 すっかり石川の甲子園常連校に定着してきた。 曽根・番匠の2枚看板。曽根は初出場8強時のエース 小嶋に似たフォームから130キロ台後半の速球、スライダー、カーブを投げ込む。 そして番匠が今大会成長。チーム優勝の大きな要因となった。 更に、昨夏甲子園で投げている鈴木将や中西、下手投げの山口も控える。 鈴木が注目される。鈴木は今大会でも屈指の打者とも言われる。 県大会でも1本塁打を放った。江川は巧打が魅力。 2番岡田も県大会6割超の打率と好調だ。 打撃力→4゚ 投手力→4゚ 機動力→3゚ 守備力→3゚ 期待度→◎(創部初の4強へ!) 日本航空(山梨・3年ぶり4回目) 今年、大学選手権(?)を沸かせた創価大八木投手の出身校です。 投手は2人。毛塚と長岡だ。2人とも注目の素晴らしい投手。 毛塚は速球が速く、緩急を付ける。長岡は技巧派だ。2人の投手で戦う。 打線は犠打て確実に送る。板花、福江はともに本塁打2本の強打者。 前島も好打者だ。5試合で5失策と守備に不安は無い。 打撃力→3 投手力→5 機動力→3 守備力→4 期待度→◎(目指せ4強!) 静清工(静岡・初出場) 昨秋は21世紀枠の候補にも選ばれた、静清工。 夏は何の助けも借りず、自らの力だけで甲子園に登場した。 投手は前川、伊藤の2枚看板。前川は県大会は不調だったが、 本来は130キロ台の速球とスライダーを投げる、安定感のある投手。 伊藤はサイドハンドの投手で県大会で大活躍した。 1試合平均5犠打と確実に送る。打線はつなぐ野球。 具志は三拍子揃った好打者、上林は高校通算20本塁打以上、 鈴木も好打者だ。 6試合で3失策と守備には力を入れている。 打撃力→3゚ 投手力→4 機動力→3゚ 守備力→4゚ 期待度→○(目指せ初出場8強!) 土岐商(岐阜・28年ぶり2回目) 常に県大会で上位に顔を出していた実力校が甲子園に来た。 エースは丹羽。ダルビッシュ似の腕の振りから最速は147キロ。 スライダーのキレが良く、投球回以上の三振を取る、速球派。 控えには岩木と厚海がいるが、余程のことが無いがきり登板は無いか? 打線は本塁打こそ1本だが、つながりが良い。 林裕人は好打者で、チームの中心。唯一の本塁打を放った。 林と、加藤は県大会で3盗塁ずつを決めている。足も絡める攻撃だ。 打撃力→3゚ 投手力→4 機動力→4 守備力→4 期待度→○(目指せ8強!うまく行けば4強も!?) 愛工大名電(愛知・2年ぶり7回目) 春のセンバツ優勝校だが、一時期崩れたがあったが、夏には立て直してきた。 エースは斉賀。ゲームを作る能力に長け、速球は130キロ中盤から140キロ台。 スライダーのキレが良く、好投手だ。控えの十亀はサイドから力のある球。 左腕の近藤は制球が良い。投手陣は揃っている。 打線の中心は何といっても2年生4番堂上。県大会でも3本塁打を放った。 力強さと巧さを兼ね備えた打者だ。2番柴田も俊足の好打者。 小島やセンバツで不調だった花山も好調だ。 6試合で23犠打と確実に送ることもあれば、22盗塁と走ってくることもある。 唯一の心配は6試合で10失策と乱れてしまった守備だ。 だが愛工大名電はやはりこの夏も注目だ。 打撃力→4゚ 投手力→5 機動力→4゚ 守備力→3゚ 期待度→☆(春夏連覇も十分にあり!) |